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ハムナプトラ 失われた砂漠の都

あれよあれよと云う間に、二ヵ月半の春休みも終わり。
雪の季節も薄桃色の花も春の嵐も過ぎ去りました。
忙しい時期がはじまります。
…ちょっと感傷的になる時期なんだよ!!(自虐!!!!!
別にやることが変わったわけではありませんでした終了。
失踪していたエル鳥も戻ってきたようですし、またにぎやかになりそうですね。


リヒタルゼン実装から一ヶ月。
いい加減戦略戦術共に割り出され、3Fに向かう人もちらほら見かけます。阿修羅ばっかりな。
しかも結構マナー悪くてちょっとMPKでもしたい気分だぜヒャッハー。
前に交戦してた人が途中で殺されたにしても、逃げたにしても、手負いのマジDOPが出会い頭にSSぶっぱなしてくると前衛だろうが後衛だろうが彼岸が見えます。なんとかならんものか。
あと基本あそこは極VITか極AGI向けだとおもいます。
先日、とはいってもかなり前の話になりますが。
時計地下3ペノメナ沼でサンゴ収集にいそしんでいたとき、とある猿に出会ったのです。
GBのたまり場がプロだった頃、そこを共有してたGの人だったんですけど。
転生してLKで頑張ってる様子。訊けばレベル帯も合うそうなので、LKハンタプリトリオで出かけることに。
行き先はリヒ。ぼこぼこになりましたすみませんでした。
次に行くならここっきゃねーべ? ユペロス。
私はッ、意地でもッ、ジュピロスなんて呼ばない!! JTがユピテルサンダーである以上、ユペがジュピであっていいわけないだろッ。
ユペ1Fは怖いね。ほんっっと怖いね。2Fのが安全だね…hehe…
3Fとっこんで警備員に追い出されました。

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まあ、いろいろありました。クエストやったりな。
なんだかんだ云いながら私猿さん好きだし楽しかったです。見てないから云うけどな。
だからうっかり友達要請とかしちゃって、

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早速後悔した俺ガイル。


【ハムナプトラ 失われた砂漠の都】1999年アメリカ
インディ・ジョーンズの再来。冒険活劇大好きっ子だ。まかせろ。
これ、公開当時から既に2の製作決定してたのかなあ。主人公の手の刺青、2ではちょっとした鍵だけど1からちゃんとあったんだよね。リストバンドに隠してたし。ええ、伏線細かいな。
こういう冒険ものは、なんでか沙漠舞台が多い。いや沙漠すきだからいいんだけどさあ! 砂の覆う不毛の大地、っていうのは正反対のことを彷彿とさせる。エジプトの黄金時代とかがあったからかしら。
口で云わずに暴力で解決の頭の悪さ、無意味に派手なアクション、いいね大好きわくわくするぜ面白い!!
主役のブレンダン、思う様男臭くて素敵だ。レイチェル・ワイズは1は役どころ的にどちらかというと正統派ヒロイン(=お荷物)だったから彼女は2のほうがいいな。2だと戦うお姫様だ。
しかし私が一押ししたいのはオデッド・フェール。メジャイの戦士を除いてなにを薦めろっていうんだ。ああくそ、かっこいいぞ平井堅!!!(…) いやほんとそっくりなんだって。
音楽担当のジェリー・ゴールドスミス。一昨年亡くなったというのを先日知ってしょんぼりしたものだが。グレムリンだのエイリアンだの猿の惑星だの、有名どころを手がけていらした。いい曲でした。オケの派手っぷりがたまらんのだ。冒険冒険してて。
最後に忘れちゃいけないのがギャグだとおもうな。知ってる人だけ笑ってください。
「juicy.(訳:生っぽい)」
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by shelldoney | 2006-04-20 14:25 | RO日記

出会い系 エピローグ

 一人で残ったのには、わけがある。
「ついてないの」
 大した感慨もなさそうに、ラジウムは一人ごちた。城門は暗くかげり、門扉は錆が浮き腐食していた。ありえない話、である。この古城が、いつ滅びたのかを考えれば。
 すこしばかり睥睨しても、城門の居住まいは変わらない。張り詰めすぎて尖り、肌に突き刺さる呼気を吐き出しながら、今でも数多の冒険者を呑み込んでゆく。
 確かについていない。自分もそこらじゅうに散らばる骨のひとつになるかもしれないなどと思うと確かに、ついていない。
 先日の一件、砂嵐を超えて出向いた先、話の最初から最後までことごとく難癖をつけ、ついにヒュイに酒をおごらせた。それだけで満足してしまっていた。話がうますぎると異変に気づいたのは、契約書に血判を押した一時間後だった。当然酔っていた。
 ラジウムは西の最涯てに立っている。かつては栄華をきわめた王国のなれの果て。グラストヘイムと呼ばれる魔の城の。
 本来ならば仲間とくぐるはずだった城門をひとりでくぐる。冷えた空気がひやりと頬を撫でた。
 依頼は「温室の哲学者」に宛てられていた。暗殺者育成所の癖に、なかなか洒落がきいている。
 広すぎる中庭を無造作に目的地へ向かって歩きながら、ラジウムは今朝方のことを思い出した。
 晴れすぎた空だった。こんな日は、大抵いいことが起こらない。
 もちろん予想は現実になった。宿の窓から遠い潮騒が聞こえてくる。海鳥たちの甲高い悲鳴。普段ならそれでも幾分静かであろう時間の街並み。はっきりと聞き取れる怒号、そして遠い爆音。
「首都プロンテラは全外壁を封鎖。ヨツンヘイム批准法第三条第四項該当の第二次武装免責条項発令。駐留中の全戦闘員により敵性目標完全沈黙までの攻性魔法および戦闘行為を許可。──だそうだ」
 優雅にティーカップを傾けながら僧侶が告げた。
「面倒くせえ」
 朝食を邪魔されて、相棒の騎士はいささか不機嫌そうだ。ラジウムは生ぬるく笑った。
 つまりはテロである。空間を歪ませる道具や呪法で街中に魔物を召喚し、襲わせる。最近この手の犯罪が多いのか、ここ数日は首都を包む魔力防壁の青い光がイズルードからでもよく見えた。
 狭いテーブルに集ったのはラジウムと、六枚目の皿に手を伸ばす相棒のタイガーリリィ、そして珍しくも盛大に寝坊してミサをすっぽかしたセリオのみだった。
 神の家で祈ることが凡てじゃあない、など嘯きながら僧侶は紅茶を飲んでいる。その間にも支度を整えた祭り好きの冒険者たちが、他の僧侶の魔法で次々とプロンテラへ送り込まれてゆく。
 相棒の弟をはじめ、他の仲間は首都を拠点にすることが多かったせいか、今頃は戦力として駆り出されているに違いなかった。やたらと律儀な相棒の弟が連絡のひとつもよこさないのを見ると、どうやらそれは確実で、予想以上に大規模な戦闘になっているらしい。
 そしてプロンテラ騎士団に名を連ねる相棒と、大聖堂に席を置く僧侶には、出向を断る理由が、今のところ優先順位において無い。
「歩けるうちがしあわせ。だがまあ、この場合は仕様が無いか」
 つぶやいて僧侶が立った。きっかり紅茶の分だけ硬貨を置くと、杖を片手に宿を出る。残された二人は慌てなかった。方陣を描くのには少々の時間が要る。
 遅れて続いた二人の前で、僧侶は杖で石畳をなぞっていた。こめられた魔力が白く不安定な光となって陽炎のように立ち上る。
「ラジウム」
 唐突すぎて返事をするのが二秒遅れた。この細いテノールが自分を名で呼ぶことは滅多にない。
「本当に、よかったのかい」
 僧侶は背を向けている。いつもどおりの声。
 どいつもこいつもうそつきだなあと、ラジウムは思う。
「大丈夫だよ」
「そうか」
 明るい声を、セリオは問い詰めなかった。代わりに僧衣の懐から取り出した青い石に口吻けて祝福し、方陣の上へ無造作に叩きつける。方陣の光が増して、向こうの景色が透けて見えた。
 相棒が熊のような手でラジウムの肩を軽く叩いた。そのまま方陣に足を進める。白い光に消える巨躯の、ひらりと振られた片手が最後に見えた。
 外壁の閉ざされたプロンテラに入るには、この転送方陣を使うしかないのだが、空間同士をつぎはぎすれば、いずれどこかに歪みができる。それが理由かは知らないが、セリオは滅多にこの方陣を描くことはなかった。
 空間を繋いでいられる時間はそう長くはない。小さな媒介ひとつではほんの数秒が限界だ。セリオは迷わなかった。振り返らずに方陣の上に立つ。
 薄れた魔力が足元に集中し、黒い僧衣を一瞬だけ白く染め上げて、水滴が弾けるように方陣は余韻も残さずほどけて消えた。
 少しの間を置いて、ラジウムは短く吐息した。
 依頼を受けてからはや一ヶ月近く。ラジウムは何もしなかった。幸い仲間も大きな仕事を抱えてはおらず、この依頼を優先させてくれるという話だった。
 そして契約履行期限の直前になってようやっと。ラジウムは出立の予定日を仲間に話したのだ。怪訝な顔をする者はいたが、異論を唱える者は居なかった。温哲の半分はフィーリングでできている。
 その出立の朝が、これだ。もはや溜息も出ない。
 罵りたいのは別に居た。どうせ今頃冷たい椅子で書面とにらめっこしているあいつ。平和ボケした不和の象徴。
 浮かぶ笑みを思ってラジウムは歯軋りした。
 下手な餞別。依頼する気はもちろん、依頼するものなんて無い癖に。
「ほんと、ついてないの」
 自分の声で、現実に引き戻される。目の前で開いた扉が、どうも自分を喰いたがる魔物の口に見える錯覚。
「さて、と。行こうかな。のんびり西回り。二階は南から西に、北へ」
 一人で残ったのには、わけがある。
 履行期限ぎりぎりまで待ったのにも、わけがある。
 ひとりでは通れない路を選んだのにも、わけがある。
 ラジウムがもたもたしているうちに、首都の鎮圧は終わっているだろう。
 集まった仲間は、旅支度を済ませていただろう。
 そして彼も。
 見知った気配がついてきているのを、ラジウムは知っていた。
 踏み出す。人気の無い回廊に緊張が走り、闇の向こうで魔物の息づかいが聞こえた気がした。
 腰裏に手をやる。自分の短剣を抜き放つ。冴えた鞘走りが不透明な瘴気を切り裂いた。
 剣帯には、短剣が三本、挿さっている。
 襲い来る金属鎧の一撃を半身で受け流す。鎧の隙間に刃を滑り込ませながら、どう云ってこれを返したものかと考えて、ラジウムはすこし悩んだ。


 暁に向かって、その先を目指して走る人影がある。
 月詩は問うた。
「お前なら、どうする」
 彼を背負ったラジウムは答えた。
「誰も後悔しないように、するよ」
 深海の青を残した緑の眼がすこしだけ驚いて、すぐ、暁のまぶしさに細められた。
 いつか答えが見つかるだろうか。
 月詩はちいさくちいさく、笑ったようだった。


【ファイナルアンサー】06.0406.PM12:40
苦節一年と半年。
ようやく終わった。
時間がたちすぎていろいろな価値観が変化しましたが、楽しく書けたので。
お付き合いありがとうございました。
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by shelldoney | 2006-04-06 12:41 | 小説「出会い系」:完結済